14章 セシル・アクロイド夫人まで読んだ時点での考え。
まず、いくつか抜け落ちていた点と新情報。
池の中の指輪
庭の池の中に女性の指輪が沈んでいた。
内側には、Rより、三月十三日、と彫られている。
ガチョウの羽
離れに落ちていた羽は麻薬の入れ物だった。
セシルの告白
アクロイドに金について細かく言われるのが嫌で、
金貸しと連絡をとっていた。
遺産の配分が気になり、アクロイドの書斎で遺言書を探していた。
それをアーシュラに見られた。
アーシュラは書類を散らかしてアクロイドに呼び付けられた、と言っていたが、
実際はアーシュラからアクロイドに話があると呼び止めた。
セシルはラッセルが応接間に入る前に応接間にいた。
短剣がある棚に一緒に置かれている高価な銀食器がきになっていた。
アーシュラの疑問
犯行時刻は9時30分より前ではなかったか、と聞いてきた。
編み上げ靴
ラルフの履いていた編み上げ靴の色は、茶色か?黒色か?
ポアロが気にしていた情報。
意味が分からん。
さぁ、少しずつ繋がってきた。
エルキュール・ポアロが種明かしするまでに、どこまで真相に近づけるか。
久々に読んだけど、推理モノはこれが楽しいよね。
今のところ、明記されていない、自分なりの推理からの情報は以下のもの。
セシルは麻薬常習者
屋敷の離れに麻薬の入れ物となり得る羽根があった。
喋っているときに、やたらと話が横道にそれる。しかも唐突に。
感情をコントロール出来ていない節もある。
ラッセルが、麻薬が上流階級で流行っているといっていた。
アーシュラとラルフ
この二人はデキていたんじゃないか?
アーシュラはラルフが姿を現さないことを心配していた。
続けて犯行時刻が9時半より前ではなかったか、と尋ねた。
ラルフは9時25分に屋敷で目撃されている。
恐らく、シェパードが犯行時刻が9時半より前かも知れないと言った場合、
その時間、ラルフは自分といた、と証言したんじゃないか?
ラルフが事件前に森で会っていた女性もアーシュラならつじつまが合う。
アーシュラとアクロイド
書類を散らかしたのはセシルだった。
それを見たアーシュラはアクロイドに何を話したのか?
アクロイドが激昂するような話しとなると・・・。
セシルの事をチクったら、逆にアーシュラが疑われた、とか?
いや、怒鳴り声とかは情報になかった気がする。
ううむ。これはまだ不明だな。
まだまだ全ては繋がらない。